Excelで業務効率を大幅に上げるために覚えておきたい関数を用途別にまとめた。初心者から上級者まで役立つ関数40選だ。1つの関数をマスターするだけで、手作業で何時間もかかっていた作業が数秒でできるようになる。
集計・合計系(10選)
- SUM:選択範囲の合計。=SUM(A1:A10)
- AVERAGE:平均値。=AVERAGE(A1:A10)
- COUNT:数値が入ったセルの個数。=COUNT(A1:A10)
- COUNTA:空白以外のセルの個数。=COUNTA(A1:A10)
- COUNTBLANK:空白セルの個数。=COUNTBLANK(A1:A10)
- SUMIF:条件付き合計。=SUMIF(範囲,条件,合計範囲)
- SUMIFS:複数条件付き合計。=SUMIFS(合計範囲,条件範囲1,条件1,…)
- COUNTIF:条件付きカウント。=COUNTIF(範囲,条件)
- COUNTIFS:複数条件付きカウント。=COUNTIFS(範囲1,条件1,範囲2,条件2)
- SUBTOTAL:フィルタ後の集計。=SUBTOTAL(9,A1:A10)(9=SUM)
検索・参照系(8選)
- VLOOKUP:縦方向の検索。=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,FALSE)
- HLOOKUP:横方向の検索。=HLOOKUP(検索値,範囲,行番号,FALSE)
- XLOOKUP:VLOOKUPの進化版(Microsoft 365 / Excel 2021以降。Excel 2019永続版では使用不可)。左方向の検索も可能
- INDEX:指定した行・列のセルを返す。=INDEX(範囲,行番号,列番号)
- MATCH:検索値の位置を返す。=MATCH(検索値,検索範囲,0)
- INDEX+MATCH:最も柔軟な検索。=INDEX(返す範囲,MATCH(検索値,検索範囲,0))
- IFERROR:エラー時に別の値を表示。=IFERROR(数式,”エラー時の値”)
- CHOOSE:番号に対応した値を選択。=CHOOSE(1,”A”,”B”,”C”) → “A”
文字列操作系(10選)
- LEFT:左から指定文字数を抽出。=LEFT(文字列,3)
- RIGHT:右から指定文字数を抽出。=RIGHT(文字列,3)
- MID:指定位置から指定文字数を抽出。=MID(文字列,2,4)
- LEN:文字数を数える。=LEN(文字列)
- TRIM:余分なスペースを削除。=TRIM(文字列)
- CONCAT / CONCATENATE:文字列を結合。=CONCAT(A1,”-“,B1)
- SUBSTITUTE:指定文字を置換。=SUBSTITUTE(文字列,”旧”,”新”)
- FIND:文字の位置を検索(大文字小文字区別)。=FIND(“検索”,文字列)
- TEXT:数値を指定の書式に変換。=TEXT(A1,”yyyy/mm/dd”)
- UPPER/LOWER:英字を大文字・小文字に変換。=UPPER(“abc”) → “ABC”
日付・時間系(6選)
- TODAY:今日の日付。=TODAY()
- NOW:現在の日時。=NOW()
- YEAR / MONTH / DAY:年・月・日をそれぞれ抽出。=YEAR(A1)
- DATE:年・月・日から日付を作成。=DATE(2025,4,1)
- DATEDIF:日付の差を計算。=DATEDIF(開始日,終了日,”D”) で日数差
- WEEKDAY:曜日を数値で返す。=WEEKDAY(A1,2) → 1=月曜〜7=日曜
論理・条件系(6選)
- IF:条件分岐。=IF(A1>100,”達成”,”未達”)
- IFS:複数条件分岐(ネストIF不要)。=IFS(A1>=90,”A”,A1>=70,”B”,TRUE,”C”)
- AND:すべての条件がTRUEのとき。=AND(A1>0,B1>0)
- OR:いずれかの条件がTRUEのとき。=OR(A1=”東京”,A1=”大阪”)
- NOT:条件を反転。=NOT(A1=””)
- SWITCH:値に応じた分岐(IFSの値版)。=SWITCH(A1,1,”月”,2,”火”,”その他”)
まとめ・覚える順番
Excelの関数は優先度の高いものから順番に覚えると効率的だ。まず「SUM・AVERAGE・IF・VLOOKUP・IFERROR」の5つを完璧にマスターするのがおすすめだ。次に「COUNTIF・SUMIF・INDEX+MATCH・CONCATENATE・TEXT」を覚えると、日常業務のほとんどの集計・加工処理に対応できる。関数を使いこなすと手作業では何時間もかかる処理が数秒で完了し、業務効率が劇的に向上する。